グリザイアの果実 レビュー

第八回エロゲマラソン一作目。長かった…。

名作と聞いてたけど実はあんまり期待してなかったんだよねw


プレイ前期待値:B
『グリザイアの果実』 2011.2.25発売予定
ジャンル:問題児の学園ADV


面白いか面白くないかの二択で言えば面白い。

三部作ということで今後に期待してSランクにはしませんでした。



総評
シナリオ 萌え えちぃ 泣き 笑い 音楽 CG なんか一言
(^ω^) (・∀・) ( ´_ゝ`) (^ω^) (^ω^) (・∀・) (・∀・) 総評だけ見るとSでもおかしくないなw


【評価ランク:A+】

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■言いたいことアレコレ
○シナリオ&メインキャラクター
共通が長い。でも退屈な共通がだらだらと続くわけではなく、笑いがあったので概ね評価。
活躍したのは主にみちるで、蒔菜とペアになったときのアホさ加減といったら最高でしたw
てなわけで共通に関してはほぼ満足ですが、個別に関して以下でコメント。ネタバレ必須。


・由美子ルート
最初はこいつからと決めてかかったらルート分岐するのが最後だったので時間かかりました。
掴みどころなくて危ない印象のキャラでしかなかったのですが、クーデレらしい反応を見せだしてから良くなりましたね。
個別に関して気になる点としては、最後の勝負のシーンで以外にあっけなく勝てたなぁというのと
少し何が起きてるのかわからなかったということ。
結局何があって形勢逆転したのか、あのお偉いさんの台詞はなんなのかと。
父親に関しては負けてあそこまで腑抜けになるのか、やっぱり最後は許す方向なのかと。
でもバッドエンドで仲違いしてるから、この方がいいか。


・天音ルート
当初一番胡散臭いのは天音でした。なんでそんなに色仕掛けするんだお前はと。
なので終盤になって天音の事情が判明するまで、いまひとつ好きになれませんでした。
世話好き、面倒見がいいで終わればそうでもなかったでしょうが。言い方悪いですが腰軽女…(´・ω・`)だったので。
ようやく事情がわかる過去編ですが割とヘビーな内容。
でも見入ってましたけどwマラソンレポでビクッとなったのはこの時。
EDですがやや後味が悪いというかもやもやする感じ。どっちも助かって終わりでも良かった気はしますが…。
天音は最後を迎えて、ようやく本当の赦しが得られた。そのあたりを表現したかったのかなぁ。


・みちるルート
日常シーンにおいてはこの人なしでは楽しめない。あまりのアホっぷりに何度笑い転げたか。
おかげでシリアスなのにみちるがいるだけでシリアスが飛んでいく。そんなときだけはうざく感じましたがw
個別はというと突如二重人格になって( ゚Д゚)ポカーンでしたが、他に比べると短く全貌はすぐに判明します。
自分も昔ちょっと危うい時にみちるのようなことを考えたことがあります。
身体を貸すのでいっそのこと誰か乗っ取ってくれないかなぁと。
そんな個人的事情もあって話に食いついてました。
実際こんなことがあるのかわかりませんが、短いし他に比べるとわかりやすい内容な気がします。


・蒔菜ルート
おどおど系かと思えばすぐに懐き始め、そしてみちるに並ぶアホの子でしたw
主に主人公ですが、周りの影響を受けまくって第一印象とは別人になってました。
言動がやや下品になるのはちょっとアレですが。でも好きです。
お家騒動的な個別内容ですが、EDがちょっと微妙ですかね。
BADでもGOODでも主人公の後を継ぐ感じなのですが、あまり伏線的なものがなく唐突感が少しありました。
護身術の訓練とかしてたのでその辺からひっぱったのかなぁと。
序盤のマグロマンあたりもネタが陳腐で、ダメな人はダメかもしれない。


・幸ルート
キャラとシナリオ共に一番好きなのは幸になりました。メイドさん最高(*´д`*)ハァハァ<マテ
なんでも言うことをきくと聞いて、過去編でエロ方面のお願い来たらどうしよう期待だぜとか思った自分は末期。
しかし期待通りの展開などあるはずもなく。しょうがないので脳内でそんなシーンを補完する。…やはり末期。
ただただ有能なだけでなく、たまにみせる茶目っ気がまたいい。
個別に関して唯一腑に落ちない点をいえば、あの流れでいつもの場所と言われりゃ教室行くだろとw
過去の話があるにせよ、それを公園で待ってると認識するっていうのは結構無理あるかなと。
それ以外は良かったですね。荒療治すぎてちょっとぶっとんでますけど。
最後のオルゴール。危うく泣きそうになりました。泣き評価を上げたのは主にコレ。


○サブキャラ
何かをやってくれそうな主人公は好きです。有能すぎると引く場合もありますが。
JBは迷宮なり楽園なりで攻略できるのでしょうか。このまま終わるなんてもったいないw
一部に悪役まるだしのキャラもいますが、お話を作るうえではこういうのも仕方ないかなと。


○システム演出色々
音楽CG関連。
BGMとボーカル共に豊富。残念ながら自分の耳に残るほどのは無し。
似てる雰囲気のが多いかな。使ってる楽器?が同じなのかも。
CGは渡辺さんの絵がちょっと苦手。
最初食わず嫌いだったのは実はそれが原因w慣れればどうってことないけど。
でもフミオさんのほうが好きかな。
SD絵は狙い通りというか。GJ。


おまけやその他。
クリアすると色んなムービーが見れます。各話ごとのシーン回想などもあり。
えちぃはキャラによって回数に差があります。設定上天音が多いのは仕方ないか。
主人公にまつわる話は次回以降でやってくれるんだろうか。
今のままでは境遇とか過去の話がスカスカなのでそこは期待したいところ。


■まとめ
ライターさんが複数いるにも関わらず個別はどれも総じてレベル高いのは凄いと思う。
恋愛モノではなく、そういった話を読んで楽しむものだと思います。
でも身も蓋もない言い方すると、割とどのキャラも思い込み激しいというか極端というかww
それってただの自己満足じゃんってなったり、それだけでそんなことになるかなぁと気になりだすとしんどいかも。
あとは長さかな。腰を据えてやらないと大変。三部作ってのもあるし。
日常で笑い路線を楽しめて、個別でシリアスを楽しむ。そうなれば評価は高くなるかと。
確かに名作といえるゲームでした。


加点対象:シナリオの出来と一部キャラがツボった点
減点対象:シナリオ展開の細かい部分での不満


キャラ別評価
由美子:( ・ω・)マワリガツヨスギル
天音:( ・ω・)エロイダケ…
みちる:(・∀・)オオイニワロタ
蒔菜:(・∀・)ワロタ
幸:(*´д`*)メイドサンハァハァ