黄昏のシンセミア レビュー

萌えゲーアワードの大賞受賞作らしい。自分は世評は正直どうでもいいが。


『黄昏のシンセミア』を応援しています!
ジャンル:天女と石ころADV


自分があほなのか理解が追いついてない部分がある。


■ストーリー
天女の羽衣伝説などが題材の伝奇物。古い慣習が残ってそうな閉鎖された田舎が舞台。

KIDのアカイイト思い出すなぁ。あれはもっとキャラに癖あるけどね。

攻略ヒロインは7人。うち3名はサブ。メインのお話とはほぼ関係がない展開で仲良くなって終わる。

ルートに制限はないけど、全員分やってフラグメントも必要な分見たらTrueルートのシンセミアが開放。

時間的には16時間くらいかな。攻略はフローチャートシステムにより簡単になってます。

どの選択肢がどのキャラのフラグになるのかは少しわかりにくい。EDも複数あり。

どちらかというとご都合主義なEDが少ない?


■キャラクター
皆神さくや
実妹。よくできた妹。ちょっと無愛想かも。
兄妹という関係があったからお互いを好きになり、そうじゃなかったらという仮定は意味がない。
妹物で周囲の反応はどちらかというと祝福でも拒絶でもなく保留といったところ。
主人公との兄妹漫才やときどき墓穴を掘ったりするのが魅力。
個別エンドは実質Trueに続く終わり方なのでTrueの直前にすることを推奨。


岩永翔子
従姉妹。昔はもっと快活だったが今は根暗で人見知りに。少しずつうちとけていく。
クラスの友達と子狐と赤い石の話がメインかな。
中傷ビラまかれたときの主人公の解釈には共感できんなぁ。。どこの聖人君子だよ。
まぁバッドエンドだからいいけどさ。
ハッピーの方もいまいち釈然としない。っていうかハッピーじゃない気もする。
ホラー要素のあるルート(((( ;゚д゚)))アワワワワ


春日いろは
昔よく遊んでた古い馴染み。明るくさっぱり。村の神社の巫女さん。
テーマとしては神社の手伝いと化け物といろはの両親について。
いろはの両親の真実を打ち明けようとして終了、というEPだったのが意外。


銀子
神社で遭遇した神秘的な謎の人物。自由人で山の民。
銀子の正体については本編中ではこれだと明言はされないが最後までやれば予想はつく。
主人公の母親のことについて詳細がわかるルート。
自分からセクハラネタふっておいて恥ずかしがるところがいい。
個別ルート終盤の「これが彼女をみた最後だった」みたいな紛らわしい終わり方はなんか気に入らないな。
主人公の呼び方がこうちゃんなのか孝介君なのかもはっきりしてほしい。


高見沙智子
翔子のクラスメイト。勝気な性格。村の商店で店番をするおばあちゃんっ子。
翔子との勝負から始まって主人公にまつわる重要なエピソードに話が進む。
サブの中では重要度的に上のシナリオ。ロリコン主人公乙。


南戸朱音
神社の巫女さん。就職難で巫女さんになったいろはの先輩。真面目でおっとりで猫好き。
ちょっとしたきっかけがあって仲良くなって付き合うようになって終わる。
主人公が提案したある選択肢はちょっと(・∀・)ニヤニヤしてしまった。
シナリオ的に一番普通で重要度が低いと思われる話。


稲垣美里
翔子と沙智子の先生。昔近所にすんでたお姉さん。
教師の仕事にそれなりの熱意を持っている。肝試しイベントがあって一気に関係が深まる。
意外に主人公に対して影響を与えている人物。シナリオそのものは普通。


〜お気に入りサブキャラ〜
岩永皐月
主人公の叔母さん。でも年齢的にお姉さんという感じ。温和。
見た目的にも性格的にもツボ。セーラー服CG(*´д`*)ハァハァ
プレイ当初覚悟はしていたがルートはなくしょんぼり(´・ω・`)
まさかの○○シーンがあるのは素直には喜べない。無いよりはいいか。
普段落ち着いているのにとあるシーンで味噌汁をぶほっと吹いたところに笑ったww


■CGとか音楽とか
CGは人物も背景も(・∀・)イイ!!気の抜けた表情のSD絵もいいw

えちぃで一枚絵が一種類しかないのがちょっと残念。

神秘的な音楽。雰囲気出てます。

OPも挿入歌もそれなりなんじゃないかな。EDはうっかり飛ばしまくったので不明(ぁ


■システム
冒頭で述べたフローチャート方式。

どのルートを通ったのか、今どのあたりのシナリオかが枝分かれした図で一目瞭然。

シナリオジャンプ機能もついていて、選べばその部分に飛べる。

自分は使わなかったけどこの部分はこういうお話といったような独自の付箋をつけることも可能。

一番驚いたのがフローチャートを選ぶときに左下にその部分の話が小さくプレビューされること。

音は出ないけどなんか無駄に高機能だなと思ったw

ルートを終えたり特定の話が終わるとフラグメントというショートシナリオが出現する。

内容はシナリオの補完、そのころ〜は、という別視点のお話、おまけえちぃなど。

フローチャートの接続を100%にして誰かのEDをみるとおまけCGが見れる。


■その他
タイトル画面の背景(夕方だったり夜だったり)が現実の時間と連動している。

えちぃはメインが三回くらい、サブが一回かな。短め。

湖が青くなったいきさつが予想通り過ぎて驚いた。

どうでもいいけどキャラの公式設定スリーサイズでWが60台と40台が殆どで50台一人って珍しいような。

しかもその50台も50前半ときたもんだ。50後半が多いんじゃないかと思ってたんだが偏見かな。


■まとめ
キャラとの恋愛描写というよりは伝奇物で読み物としてシナリオを楽しむという方がメインかな。

メインキャラの個別とTrueを全部あわせればその全貌がわかる形。いわゆる最後までやらないと系?

とはいえそんなにまどろっこしい感じでもないかな。小出しに情報でてきた気がする。

ただなんだろうなぁ。一回やっただけじゃ理解できないかも?特に羽衣と不老不死の設定に関する部分。

いちいち拘らずそれっぽい雰囲気を楽しむほうがいいかもしれない。


キャラ別評価
さくや:(*´д`*)黒髪ロングハァハァ
翔子:( ・ω・)ノヨシヨシ
いろは:( ・ω・)メインノワリニインショウウスイ・・・
銀子:(*´д`*)ハァ


沙智子:( ・ω・)ノヨシヨシ
朱音:(*´д`*)ハァハァ
美里:(*´д`*)
皐月:(*´д`*)ハァハァハァ


総評
シナリオ 萌え えちぃ 泣き 笑い 音楽 CG なんか一言
(・∀・) (・∀・) (・∀・) ( ´_ゝ`) (・∀・) (・∀・) (^ω^) 軽度のグロ注意


【評価ランク:A-】

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