FORTUNE ARTERIAL レビュー

オーガスト最新作。そこまでぶっとんだ設定でもない。吸血鬼がメジャーと言うのならばだけど。

ちなみにARTERIALは動脈の,幹線の(形容詞)とかいう意味らしい。

…幸運な動脈?なんのこっちゃ。


■ストーリー
転校ばかり繰り返し無難な人付き合いしかできなくなっていた主人公。

何かを変えたくて、そんな状況を打破するために全寮制の学院に転校してきた。

そこには普通じゃない生徒会の人達や孤高の遅刻魔や昔の幼馴染達が居た。

さて、どんな学院生活になるのだろうか。


プロローグ部分が恐ろしく長い。およそ二時間くらいですね。合計プレイ時間は、まぁ20時間くらいあれば余裕でしょう。

途中から選択肢がありますがキャラのアイコンで選ぶことになるので攻略も簡単。個別ルートに入るまではおおよそ日常的な内容になります。

全キャラ攻略後、一番最初にキャラ選択するところにTRUEへの道が出現。

てっきりトップメニューにルートが出るかと思ってたから最初わからなかった。

前作からの思い込みだな。


■キャラクター
・千堂 瑛里華
突撃生徒会副会長。完璧超人…とまではいわないか。

学院の皆が楽しく過ごせるように日々頑張る。実は吸血鬼。

キーワードは

・東儀 白
おとなしめ小動物系少女。CVに芯があるように聞こえるせいか気弱もじもじ君ってわけでもない。

兄の征一郎の言うことを聞き、生徒会&ローレルリングの活動に励む。実は和菓子好き。

キーワードはしきたり

・紅瀬 桐葉
ツンツンフリーズドライ。そして遅刻魔。

他人をあまり関わろうとしない。序盤のキャラ情報が最も少ない。実は数学得意。

キーワードは

・悠木 かなで
元気騒がし系少女。妹の陽菜を溺愛。

風紀委員長と寮長を兼任。実はお茶会会長も(違

キーワードはツキ

・悠木 陽菜
理想の幼馴染系少女<それなんてほなm(ry

美化委員会所属。家事一般得意。実は入浴剤好き…じゃないかも(ぇ

キーワードは手紙

・主人公
うじうじ悩んだりせず割りかし積極的に行動する人間。

なるべく筋を通すカッコイイ人。ま、活躍の場はほぼ個別ルート手前までだが。

ただ、ゲーム中の台詞とHPで紹介されてるグラフィックとのイメージがあまり繋がらない。

特に体育祭準備中の大玉を受け止めるギャグシーン。これは無くてもよかったんじゃ…。

あとはCGによって微妙に顔が違うように見える。

<サブキャラ>
生徒会長の伊織や同じく生徒会の征一郎は終始登場。
会長は最初ちょっと傲慢っぽくて嫌だったんだけど、そんなにうざくなかったな。
最初の友人司は中盤までの盛り立て役。個人的には北海道の双子の妹がキニナル(マテ
あとは学食の鉄人とか洗礼名マルガリータの人とか青海苔とかとあるお方とか。面白い人はいる。
美術部部長もいたっけか。あのシーンだけで立ちグラありとかすげぇw
 

■CGとか音楽とか
キャラはいつものべっかんこう氏の絵。問題なし。が、キャラの周りに白くて光ってるぼやけたやつが気になった。

目が><になったり(かなでやつっこみ時の瑛里華)渦巻きになったり(あわてる白)。面白い。

ただ白が細すぎる気がする。ウェストとか。

最初の電車のところとかサッカーボールやバレーボールなんかが無駄に動く。こういうちょっとした動きはいいんじゃないかな。


音楽はそれほど印象にはないかも。

挙げるとすれば、時空の人(監督生室で流れる曲)は単調ながらそれなりに好きだし、あとは姉妹EDでながれるPure Messageあたり。良曲だと思われ。

完全クリア後にトップで流れる曲も卒業式っぽくていいね。


■システム
スキップやクイックセーブなどの基本は完備。

視点が主人公からかわるAnother Viewモードも話がわかりやすくていい。

またそのモードに変えるほどではないけど、視点が変わる手法としてメッセージウィンドウの色を変えるのも効果的だった。

ただきりきりルートのラストのモード切り替えはちょっと多すぎたかな。

いいところなのにモード切替が何度も入ってぶつ切りにされた感があった(´・ω・`)

あとはえちぃシーンでメッセージウィンドウが小さくなるやつかなw

ウィンドウを動かしたりするのは見たことあったけどこれは初めてだ。OnOff機能もあるし、(・∀・)イイ!と思う。


■その他
かなでが陽菜のことを「ひなちゃん」って呼ぶからいつのまにか本名かと思い込んでしまったw

正しくは「はるな」なんだよなw

あとえちぃが無駄に(*´д`*)ハァハァ<マテ

目線とか台詞とかその雰囲気の持って行き方ががが。

一番好きなのはきりきりの立ちバkk<サイッテー


■まとめ
前作のように、好きな人同士が一緒に居るために困難をどうするかという成長物語ではなくて、ちょっぴり悲しい話(自分はそう感じた)があって、それをどう捕らえていくかという物語。

個別ルートは、総じて盛り上がる場面がなくて淡々と進んでいく。エピローグも。

まぁ目的しだいか。本筋に関わるなら瑛里華、白、桐葉でまたーりするなら姉妹ルートって具合で。

TRUEはそれなりに面白かったな。個別で判明したキャラのことが絡んでくるし。姉妹はほんの一瞬だけどもw

吸血鬼だから云々とかという話もあるけれど、そうなった前段階の設定でうまく話を作っている気がした。

何度もやり直したくなるほどではないけれど面白かったと思う。

ただ前作は超えられなかったかなぁ。あと一押しってところか。



〜おまけ〜



選択肢は迷うことなく読唇術。結果…




                    


わからんwwなんかわからんがツボッたwwww

どんな読唇術したんだよwwねーよw

【評価ランク:A+】

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