恋色空模様レビュー

すたじお緑茶さんです。

こいそら
ジャンル:皆で学院を守るぜADV

絵柄に似合わずシナリオで頑張ってました(・∀・)イイ!!


■ストーリー
田舎の島、神那島の神那学院に東京から転校してきた主人公、伊東誠悟

数ヶ月が経ってつるむ友達もでき、平凡な日常を過ごしていた。

また、ちょっとした出来事がきっかけでよく知らなかったクラスメイトや風紀委員、生徒会長と関わっていくことになる。

昔の幼馴染や久しぶりに会う義妹も含めて、彼らと学院生活を満喫していた。

だがそんな日常も学院存続に関わるある問題によって脅かされる。

それは学院だけでなく島の将来にも影響しかねない問題。

その問題に立ち向かうため、誠悟と仲間達の闘いが始まる!


というわけで今回のゲーム、ただの学園物かと思いきやちょっとした奮闘物ですよ。

前半が各キャラごとのお話。後半が上述のある問題についてのお話。その後個別に。

後半から展開ががらりと変わるため、まるで別ゲームのような雰囲気に。

実際2ndOPも入るわロゴまで変わるわで…頑張りすぎだろw

プレイ時間は大体30〜40時間かな。かなりボリュームあり。

おおまかに言うと共通20時間で個別が3時間×5人分ってところだろうか。

1キャラ当たりでみると7割近くが共通ということになる。

長いのでそれなりの覚悟と時間が必要。


■キャラクター
サブキャラ含めて魅力的なキャラが多い。

メインヒロインの個別で、大抵サブキャラの話がくっついてきます。

サブの誰それについて気になる、と感じるならばその人が関係しそうなルートへGO。


加納佳代子
刀持ちクラスメイト。周囲を拒絶する剣道娘。

あるきっかけにより誠悟と周囲に対して接点を持つようになる。クーデレ系。

腕に覚えがあり、皆の盾となる存在。何故そんな技術があるかというと…。

ちょいちょい垣間見る仕草とか台詞とか態度がいちいち可愛いすぎる。ドーナツ食うアレとかやばい

個別は佳代子の過去のお話。誠悟のためを思いひとつの行動にでようとするが…。

不満を言うとすれば声優さんの演技が微妙かなぁと感じることがたまにあるくらい。

全体的にはそんなにおかしくないです。


篠原聖
金髪ツインテ風紀委員。面白いこと大好きトンファー少女。

違反者を取り締まる通称金色の悪魔。取り逃がした誠悟について興味を持つ。

勝負事に関して負けず嫌い、特に佳代子に対してはかなりの思い入れがある。

個別は風紀委員内部のお話。誠悟はあんまり活躍しない。聖良カッコよすぎる。

破天荒ではあるが信念みたいなのを感じられてキャラ的には結構好き。


服部彩
再会した幼馴染。よく勘違いして恥ずかしい目に会う。人懐っこいワンコ系。

誠悟と久志、春樹とよくつるんでいる。運動能力高めだが学力は…。

食い意地が張っており食べ物に対する嗅覚はかなりのもの。

個別は誠悟との今後と彩のお姉さんの話。人命救助。一応文化祭もおまけ程度に。

共通と同じく、みんなで何か一つのことをやろうとするのは結構好きかも。

えちぃの時の反応が子供っぽ過ぎるかな。アレをぞうさんと言うのはちょっとな…。


内海静奈
島の名家のお嬢様。おっとり天然系生徒会長。学院のアイドル。

島の外の世界に関心があり、東京人の誠悟の話を聞きたがる。

頑固なところがあり、拗ねてへそをまげると手に負えない。

拗ねたりちょりーっすとか妙な言葉を覚えては嬉しそうに口にするところがたまらん(*´д`*)

個別は名家のお嬢様とお付き合いするために、という話。

といっても共通終了時点で家族の人には認められてるも同然なんだよねぇ。

静奈が心に抱えたものがあってそのために…って感じなんだけど、なんか物足りないなぁ。

清美との話も少し出てくるけどやや不十分。


伊東美琴
ツンツンの義妹。体が弱く、いつもあれこれと気にかける誠悟をうざいと思っている。

が、本心では誠吾のことを良く思っている。典型的なツンデレ妹。

結構口が悪いのでなんだこいつと思う場面もあるかも。そこは各自の耐性次第か。

個別の序盤は個人的には微妙。展開としてはそんなにおかしくはない。

あと他ルートとは違う親父殿のその後がわかる貴重なシナリオ。

静奈ルートでもあったけどあのバッドエンド分岐って必要なんだろうか…。


〜サブキャラ〜
結構多め。それぞれに存在感あるのでできるだけ紹介。


・藤堂春樹
山猿。男友達その1。肉体系熱血おばか。ある事件により途中から一時リタイヤ。

復帰するシーンはお約束展開ではあるが、それでも唯一の見せ場でありおいしい。


・阿部久志
メガネザル。男友達その2。二次元嗜好の変態。三次元も興味あり。

変態的行動によりしょっちゅう殴られる。そして復帰も早い。終盤重要なポジションに。


・中西藍子
美琴のクラスメイト。生徒会所属。控えめな後輩。誠吾と絡むシーンがもう少しほしかった。

胴上げ時マットの用意できましたは最初気づかなかったけど見直したらちゃんと画面から消えててわろたww

芸が細かいなぁ。


・坂本結子 
誠悟の担任。軽いノリで生徒にも慕われているがいじられる。

先生なのに時折みせる子供っぽいところと偶に見せる先生らしいところが魅力。

原付のCGは激しく笑ったwww


・毛内清美
生徒会副会長。男前。静奈のお目付け役。胃が弱い。

静奈ルート以外はそんなに出番が(´・ω・`) 立場上あまり派手に動き回れない故か。

この人が出たらサーイエッサー!私は女だ!のやり取りは定番。


・橋本優喜
聖良の相棒的な人。風紀委員でクラスメイト。オレンジ(*´д`*)ハァハァ

体育祭のアレでときめいてしまった。サブキャラ中ではNo1のお気に入りキャラ。

彩ルートであそこまで暴露したなら誠悟との告白シーンを作れと言いたい。

たとえ報われなくても…ね(つд⊂)エーン


他にも誠悟の両親とか女医さんとかおでこ眼鏡とか地上げ屋とかおじいさんズとか立ち絵はないけど気になる彩妹とかいっぱい居ます。

本当多いわ…。書ききれねぇ。


伊東誠悟
主人公。周囲がボケ役ばかりの中で貴重なツッコミ役。東京人。生まれは島かな?

手先が器用で日曜大工とか家事全般とかそつなくこなす主夫。ややエロい健全な男子。

たまに冷めた態度を取るが、一度火が付くと覚醒する。軍師。

料理できる主人公好きかもしれんな。

ほーけーさんでえちぃの時にそのことでイロイロあったりする。妙に設定細かい。

誠悟のグラフィックがちとなよなよすぎる気がする。


■CGとか音楽とか
いつもの緑茶さんの絵じゃないけど(・∀・)イイ!!

キャラの全身が映るときにやや足が長すぎるかなと思う。気になったのはそれくらい。

SD絵が割と多め。加えてアニメーションが豊富で見ていて飽きない。

ボリュームの割に思ったよりCGが少ない。それでもあまり不満を感じないのはキャラが動きまくるからか。

音楽は結構レベル高いんじゃないかと思います。OPやED、BGM含めて。

日常シーンやギャグシーンの曲の豊富さもさることながら盛り上げどころや見せ場の曲が自分の好みな物ばかり。

音楽鑑賞で曲を聞きたいと思ったのは久々だなぁ。


■システム
第何話形式でシナリオが進行。

話が終わるときに次回予告が、話が始まったときに前回のあらすじがある。その後毎回OP入り。

動作は快適。次の選択肢までスキップがあったらなお良かった。

ここのゲームは画面下に固定されたメッセージウィンドウが存在せず、キャラクターの近くとかに小さく表示される。

誠悟の台詞とか基本的なのは画面下あたりに。

ワイド画面でキャラの動きもかなりあって、それに台詞がついていくから臨場感があります。

皆でいっせいに「おー!」とか気合いれるシーンとかで、それぞれのキャラに小さくウィンドウが表示されます。

こういう一体感を表現するの好きだなぁ。有効活用してるしいい手法だと思う。


■その他
えちぃ回想は5個、そのうち2つくらいは本番ではない。キャラの性質を前面に出しすぎな気がしないでもない。

そのせいで微妙と感じたりするかも。

おまけモードで自分でキャラを配置して台詞をつけたりすることができる。

これを見てるとこのシステムを使って動かしてるんだなというのがなんとなくわかる。

過去作品ネタ、アニメネタがちらほら。目に付くほどではない。

体育祭イベントが好き過ぎて全部終わる前に10回くらいやり直したのは秘密。

おかげでフルコンプ時の総プレイ時間は50時間。


■まとめ
共通がほんとに長い。けれど話が充実してるので自分は気にならなかった。

共通が長くてそれなりに良いのに個別がしょぼかったら…と心配しましたが

個別が単にヒロインといちゃいちゃして適当なEPつけて終わり、ではなくいちゃつき+キャラごとのお話一つ、という構成だったのでそれなりに満足。

もうちょっと話を膨らませてもいいかなという話はありましたけどね。十分でしょう。

攻略推奨順は特にはないけど敢えて言うなら彩の後に佳代子かな。じゃないとある場面での優喜の態度が意味不明なので。

シナリオも確かにいいけど、キャラの動きだとかエフェクトとか演出面も結構光るものがある。

シリアス成分だけでなくお笑い成分も萌え成分も充実。総合的に見ても評価は高め。

細かいところ見てちょっと気になるなってのは少しありますが、それは下記にて反転表記。

どんなに話が良くても時間掛かりすぎるの嫌だ、皆で一つのことを頑張っていくうちにいつの間にか一緒にいた仲間を好きになるっていう展開が好きじゃないっていうのでなければ問題なし。

そんなに駄目でもないとは思いますけどね。一応いくつかの選択肢後にキャラごとのイベントあります。

まぁ長い共通の中に埋もれてしまうので、恋愛要素の観点で見たら弱くなるのは仕方ないですが。

個別はいちゃいちゃ→問題発生→解決→EP(しかも割とあっさり)なのでちゃんと好きになっていく過程を重視するタイプには不満残るかも。

何人かはきっちり告白せずに曖昧なまま(*´д`*)ハァハァとかになるので。

力を合わせて一丸となって立ち向かう、そんなお話が好きな人にはぜひお勧めです。自分的には大当たりでした。


反転
*ブラウザによっては反転されない場合があります。
 ネタバレを気にされる方はご注意ください。
















↓↓↓↓↓↓↓↓
・親父殿の改竄について
両親というか母親かな?自分をごまかすような言い訳とか大嫌いで許さないってあったのに研究者として弱くて改竄に手を染めたっていうのが違和感あったなぁ。
それよりも国からの補助金が入らなくなるからとかそういう理由があって、所長に頼み込まれて仕方なくっていうほうがまだしっくりきたかも。
親父殿が改竄に手を染めるメリットというか動機のようなものがピンとこなかった。
とかいってたら美琴ルートで解明。およそ自分の想像通り。こういう事情共通で出してもいい気がするんだが。
・内海家の土地買占め
有馬が買い漁った土地を内海が買い直す話。自分の思い入れのある土地に関しては取り返すためっていう理由はわかるが
それ以外の土地についてどうして内海が買うのか、というあたりのお話。生徒総会直前に誠悟と内海爺さんが話すシーンだけど
これはもしかすると単に自分の理解力が追いついてないだけかもな。少し気になった。

↑↑↑↑↑↑↑↑
反転ここまで


恒例のキャラ別評価

佳代子:(*´д`*)ハァハァハァハァ
聖良:(*´д`*)ハァハァハァ
彩:( ・ω・)オモシロイケドハァハァッテカンジジャナイ
静奈:(*´д`*)ハァハァハァハァ
美琴:( ・ω・)ハイハイツンデレイモウトヨシヨシ


優喜:(*´д`*)サブデアルガタメニヨケイニハァハァハァハァ
藍子とか清美とかゆっこちゃんとかまとめて:(*´д`*)ハァハァ
オデコ眼鏡:( ´_ゝ`)


まとめと言いつつまとまってないレベルの文章量になってしまったのはなぜだろう




総評
シナリオ 萌え えちぃ 泣き 笑い 音楽 CG なんか一言
(*´д`*) (^ω^) (・∀・) (・∀・) (^ω^) (^ω^) (^ω^) FDで優喜ルート頼む、というか作れ


【評価ランク:S】

-ゲームレビューまとめぺーじに戻る-