ひだまりバスケットレビュー

前作のカラアクは微妙だったのであんまり期待していませんでしたが・・・。

『ひだまりバスケット』応援中です!
ジャンル:名が体を表していない


なんということでしょう!とても同一メーカー作品とは思えません。<褒め言葉


■ストーリー
お兄ちゃん好き好き妹がウィーンから帰国して、寮暮らしになった主人公が容赦の無い寮仲間と織り成す学園物。

とにもかくにもまずは序盤を乗り越えられるかがカギな気がします。

妹はこっちの迷惑考えずに振り回すわ、周囲は勝手に誤解したり決め付けたりするわで本当に・・・。

お前ら人の話聞けよと。最初がきついけどある程度したらマシになります。

個別になればどうしてそういう態度をとっていたのかも判明するキャラもいますし。

プレイ時間は16時間くらいかな。選択肢もそんなに多くなく攻略は簡単。


■キャラクター
仲神かすが
唯我独尊ハイパー義妹。 天才バイオリニストでウィーンで修行中だったが途中で帰ってくる。
なのにシナリオはそっち関係まったく触れない。あれぇ。
シナリオのメインは兄妹なのに付き合うということ、終始それに尽きる。
最初は戸惑っていた兄が自分の気持ちを認めて、隠れていちゃついてるのがバレる中盤以降はシリアス続き。
周囲は兄妹で付き合うのは間違ってる、と様々な形でパッシング。特に母親が危なっかしい。
えろげに現実の倫理観を持ち込むのはちょっと難しいが、確かにどっちも言ってることわかるもんなぁ。
家族として3人でやっていけるのか不安だったが、お互いが想いあっていればどういう形になっても大丈夫。
という感じに最終的には落ち着いたのかな。
EPの拍手は認められたわけじゃなく単に演奏に対してされただけだろと突っ込んでおくw
序盤は周りの都合を一切考えずつっぱしるわがまま妹にくじけかけたが、佐本さんボイスで何とか乗り切った(*´д`*)
個別になると急にものわかりよくなって大人しくなったなという印象。てっきり最初の調子でつっぱしるのかと・・・。
期待してなかった割に、それなりに読み応えのある内容だった。


代田憧子
学園の番長として恐れられている。最初は何かとつっかかってくるが、実は友達思いで家族思いの寂しがりや。
わざと孤独になろうとしている様子が放って置けなくて気にし始める。
主人公が憧子を好きだと告白するのが割と早め。ちょっと唐突だなと自分は感じた。
付き合うようになってから乙女パワーが炸裂し、しばらくいちゃいちゃ(*´д`*)ハァハァ
ここでもかすがの嫉妬攻撃をくらう、が認め方としてはこのルートのかすがが一番大人。
妹のことで何かあるんだろうなぁとそっちを気にしていたらこのルート限定の新キャラが続出。
陰湿ないじめって気分悪いなぁ、きっちりケリはつけてくれるけど。かすがが重要な役割だったな。
友情話もうまくまとまり、あとは妹の話になるんですが憧子はある理由から怖がって一歩が踏み出せない。
主人公の後押しもあるけどここでもやっぱりかすがの役割が重要。屋上での台詞がここで活きる。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
妹は妹で姉思いのいい子。ここで行かなきゃどこで行くってタイミングでめでたくハッピーエンド。
EPは皆で過ごす楽しい学園生活が待っている、と想像できそうな終わり方。良き哉良き哉。
ただひとつ気になるのは憧子が医者になりたいっていう話は屋根のシーン以降まったく触れられなかったなぁとw


湊深美
幼なじみ。序盤では一番の常識人。控えめ。
早い段階で深美は気持ちを伝えてくるけど主人公はすぐには応えない。
で、ようやく正式に付き合うようになり、やがてかすがの嫉妬に出くわす。憧子2000円分働けよw
かすがをどう説得するかなぁと思ってたけど、拳で語り合うと来ましたか。
自分としては単に言葉だけよりは、その方がかすがの態度が軟化するのを受け入れやすかったので良かったかな。
後はもうネタが無いんじゃないかと思ったら部活話と生徒会長話がここで来る。
深美がなろうとしたきっかけについてはわからなくもないがそこをわかってて周囲が応援するのはどうなんだろ。
好意的に解釈すればそうやって迷った上で深美なら最後はきっちりやってくれると信じてた、という想いの現れかな。
精神衛生上一番安心できるシナリオ。言い換えれば盛り上がりとか見せ場が無いとも言える。


古泉繭
無表情でよくわからない、嫌がらせのような態度をとったりからかったりする。ポテト好き。
個別に入ると豹変してそんな態度もなりを潜める。
実はある事情から人付き合いの苦手な少女だということに気づく。
近づいてお互いを知り惹かれていくようになる。障害はかすが。
繭同様憧子も序盤とは別人のような振る舞い。手助けしてくれたり普通に友達のように。
やがてはかすがもものわかりのいい妹に。こいつら最初とイメージ変わりすぎだろw
離れる怖さを誤魔化そうとして、でも最後はそんなことしなくても乗り越えられるって信じられる。
終盤皆で一緒に・・・は良かったな。いいシナリオでした。


■CGとか音楽とか
のっぺりな塗り?鼻があんまり目立たない。

曲はOP,EDともにfripside。好きな曲。

BGMは緊張感あるシーンのやつが結構頑張ってたかな。以外に曲数も多い。


■システム
特に不満なし。快適。

もうちょいスキップが早いと良かったかな。これは自分のPCのスペックのせいかもしれないけど。

誤字多すぎ。パッチをあてても完全に修正されていない。しっかりデバッグしろ。


■その他
えちぃは一人3回くらい。長さは普通かちょっと短いくらいかな。

かすがだよ、という台詞を聞いてオードリーのピンクのやつが思い浮かんだのは自分だけでいい。


■まとめ
どのルートでもかすがをいったんどうにかしないといけない。話せばわかってくれるので根気良く続けよう。

ヒロインの心情というか生い立ちというか、そういうところに深くつっこんで話が展開されます。深美はそうでもないけど。

そのせいかタイトルはひだまりバスケットとほんわかイメージを受ける名前なのに、そんな印象はどこへやら。

部分的に忍耐力が要求されます。一番はかすがルートかな。深美はそうでもないけど。

推奨順は繭を最初で憧子の前にかすがかな。繭の事情を知っておくと、所々で見せる繭の態度や心情が理解できます。

絵やタイトル名から受けるイメージとはかけ離れた、ヒロイン達の成長物語が味わえると思いますよ。深美はそうでもないけど<もうええっちゅうねん


キャラ別評価
かすが:( ・ω・)ノヨシヨシ
深美:( ・ω・)シナリオガンバレ
憧子:(*´д`*)ハァハァハァ
繭:(*´д`*)ハァハァハァ


あさひ:(*´д`*)ニャアニャア<マテ


総評
シナリオ 萌え えちぃ 泣き 笑い 音楽 CG なんか一言
(・∀・) (・∀・) (・∀・) (^ω^) ( ´_ゝ`) (・∀・) (・∀・) おにがわら


【評価ランク:A】

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