処女はお姉さまに恋してる 〜2人のエルダー〜 レビュー

これの前にやったお嬢様ものがハズレだったので本家に期待してプレイ。

おとボク2
ジャンル:女装お嬢様学校ADV


前作キャラや設定について触れることがあるので前作プレイを激しく推奨。


■ストーリー
主人公の千早は優秀すぎて周囲から浮いてしまい不登校になるが、親も通っていたお嬢様学院へ女装して通うことになる。

バレないように完璧にお嬢様っぽく演じるあまり憧れの対象になったり大変な学院生活を過ごす事になる。

そんなお話。


女装物、お嬢様物の先駆け(と自分は思っている)であるおとボク1の続編。1から二年後の話かな。

今回も相変わらずお嬢様っぽい雰囲気やら言葉遣いやら学院やらを頑張って表現してるのは(・∀・)イイ!!

前作に比べるとエルダーのお姉さまきゃああってはしゃぐ感じはあんまりなかった気がした。

男がいきなり女学院に転入になったのに言葉遣いとか仕草が完璧に女の子っぽいのはなんで?って

つっこんじゃ駄目なんだろうなやっぱり。


■キャラクター
サブがこれでもかっていうくらい多い。


七々原薫子
気さくな感じのお嬢様。学院では猫かぶり。金貸しの娘。

序盤で女装がバレる一人。ボディーガードすげぇ。職業柄そういうのわかるのかな。

秘密を知ってからは学院でも素の状態。気の合う女友達みたいな関係。

演劇でキスしたことについて話広げてもいいと思うんだけどなぁ。

好きだからダンスしたとき好きだって言ったんじゃないのかよ。喫茶店で言われて気づくて。

エピローグの結婚式。千早が男であることを寮生にばらしたのかとか、そういうことは触れられず。

つっこみたいところがたくさん。


度會史
千早のお付き侍女。思ったことをストレートに言うため冷たい態度にとられやすい。

仕事は完璧。お世話することを生きがいに感じている。機械に詳しい。

恋心を自覚した侍女。これからも一生お仕えします、で終わり。

すごくわかりやすい普通の展開。まさ路さんとのやりとりはそれなりかな。


神近香織理
ちょっとお嬢様っぽくないお嬢様。薫子や千早をからかう癖がある。百合ん百合ん。

学院では周囲から敬遠されがちのはみだしもの。最初に秘密がばれる人。香りが好きで調合とか出来る。

父親と問題ありそうなのは感じられるが香織理がどうして父親を恨むようになったのかがわかりにくかったので

仲直りシーン?もイマイチピンとこない。千早の話はまだわかるけど。

裸ワイシャツくらいしかいいところがない(ぁ


ケイリ・グランセリウス
褐色外人。優雅な破天荒お嬢様、という紹介がゲーム中でされるが破天荒であってるの?
敬虔なシスターみたいな神秘的な人。直感や霊感に優れている。
運命だとかそういうもので色々決まっている、みたいな話が多い。
千早と付き合うのも何もかも本人の意思がないように感じられて(´・ω・`)
占星術とか好きな人は楽しいかも。
ちなみに地学人間から言わせて貰えば結晶構造は単射晶系じゃなくて単斜晶系だと思うよ。


冷泉淡雪
隔世遺伝金髪娘。華道部所属。雅楽乃を尊敬するのは華道の目標としているから。
雅楽乃が千早を敬愛するので千早にはつっかかり気味。負けず嫌い。
華道の勝負にこだわるのは家の事情。母親の一言で頑張ってきたものすべてが崩れそうになる。
パットずれたときの驚愕した顔わろすwwww
いなくなっちゃやだ!!!の台詞はうおおおおおおおおおおってなった。
女装バレの醍醐味を一番味わえるのは淡雪ルートかな。
雅楽乃との和解はすごくあっさり。試験勝負もほぼ描写なし。


雅楽
華道部部長。皆の頼りになる相談役。御前と呼ばれる。威厳ある雅楽乃の方が好きかなぁ。
ただ一人甘えられる相手として千早に懐く。そのきっかけはなんとも微妙だが。
男だとバレるのもそれが関係して・・・バレてもすぐ納得するだろうなぁとは思ったけど。
家訓で決まってる事を簡単にはねのけれるものか?
せめてそのやりとりをさらっと文章だけじゃなくきちんと描写して欲しかった。
二回目えちぃがメッセ欄に隠れたりしなけりゃ・・・。


〜お気に入りサブキャラ〜
御門千歳
ちとせええええええええええええ。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
母親が思い出すあのシーンはクるものがある。展開が3パターンあるけど薫子史ルートのが一番好きかな。
千早にのりうつって楽しそうに学院生活してる様子、特に声が(・∀・)イイ!!
しかし1の一子といい幽霊ネタ好きだな。


■CGとか音楽とか
CGは文句なしのレベル。似たような顔だったりとかは置いといてw

ただえちぃのときにヒロインの乳首の位置が変に感じることが多かった。

キャラがデフォルメされたSD絵は可愛くてGJ。初音の泣いてるやつが好き。

音楽もお嬢様学校の雰囲気出てるし、なによりゆいにゃんの挿入歌が素晴らしい。

あれのせいで本当に泣きを誘うシーンで(´;ω;`)ウッとなった。

千早はもうちょい男っぽい声がいいかなと思ってたら男モードと女モードの演技すげぇな。使い分けてるのか。

男装キャラのボイスなら完璧(女性声優が男の真似をしているから)だけどそこまで言うのは酷かw


■システム
選択肢数はそれほど多くないけど共通がそれなりに長いので次の選択肢まで一瞬でスキップできるのは良かった。

欲を言えば既読文章は色が変わるとか栞がつくとか、そういう既読に対する印があったら良かったな。

第何話形式の次回予告あり。新しい話が始まるときの語り口調とか凝ってる。

プレイ中は千早視点、薫子視点とちょいちょい変わる。メッセージウィンドウの名前や色でわかる。

主人公の立ち絵が見える状態で主人公視点って話が進むのは珍しい・・・かな。

たまにうんちくというか注釈が画面右に表示される。見ててへぇ〜ってうなづけたりするのがあって楽しめた。

どうせならおまけで注釈一覧みたいなのあって見直せたら良かったかな。スタッフもせっかく調べたんだからさ。


■その他
千早のorzシーンは笑えるwというか笑えるシーンはこれしかないかもしれんが。

えちぃは各キャラ二回、その他二回。おまけシナリオ見る必要あり。

盗難事件の犯人がカラスの話は同じネタを見た気がする。よくある話なのかも。


■まとめ
序盤は学院での行事を男とばれない様にどうやりすごすか、後は寮生のお話が主体かな。

中盤でエルダーを決める話があって、エルダーとして事件とか相談事とか行事に関わる。

メインの話とは別にたくさん居るサブキャラのちょっとした話とかが並行して展開されることが多い。

なかにはほとんど出番なくて印象薄いキャラもちらほら。陽向とか。寮生なのにw

前作は名前のないサブキャラが立ち絵同じで、キャラとしては全然違うのに同じ見た目で何度も登場ってことがあったけどその問題は解消されてました。

個別はあるけど共通に比べて短いし上記でつっこんだような目に付く箇所がちらほらと。

何より男バレのシーン描写が、半分は序盤で既に知ってて一人は神のお告げ?でわかり一人は恋する乙女モードだったので性別なんて関係ない状態。

淡雪以外は楽しめる展開は無かったなぁ。せっかくの女装物なのに勿体無い。この部分は前作の方が良かったかも?

あとはエルダーが2人居る設定なんだからそれを活かした話が何かあっても良かったかな。

演劇やダンスは一応そうなのかもしれないけど。。。

楽しめる部分がほぼ共通に固まってる感じ。個別のエピローグも至極あっさり。どのキャラも将来何になりました、で終わる形。

前作の二番煎じとまでは言わないけどもう少し頑張って欲しかったな。


キャラ別評価
薫子:( ・ω・)ウッカリナトコロハカワイイカナ
史:( ・ω・)コレカラモツカエテクダサイ
香織理:(*´д`*)ハダワイハァハァ
ケイリ:(´・ω・)ミタメモキャラモシナリオモ…
淡雪:(*´д`*)ハァハァハァ
雅楽乃:(*´д`*)


聖:(*´д`*)カワユス
千歳:。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
緋紗子:(*´д`*)メガネナシハァハァハァ


鏡写しの千歳:(*´д`*)ハァハァ<マテ


総評
シナリオ 萌え えちぃ 泣き 笑い 音楽 CG なんか一言
(・∀・) ( ´_ゝ`) ( ´_ゝ`) (^ω^) (・∀・) (・∀・) (^ω^) 紫苑と貴子は?


【評価ランク:A-】

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